[hello]
ネットワークに触れる人なら一度は必ず耳にするであろう
プロトコル(protocol)
あなたは説明できますか?
目次
プロトコルとは
プロトコル(protocol)は、辞書で調べると
- (外交上の)儀礼、典礼。
- (条約の)原案、議定書。
- コンピュータ システムで、データ通信を行うための規約。情報フォーマット、交信手順を定める。
と出てきます
Wikipediaでは
複数の者が対象となる事項を確実に実行するための手順について定めたもの
と表現されています
つまり、複数人が1つのことを実行するときはこの手順でやってねというのを決めたものということです
ネットワークに触れる人が耳にするプロトコルとは主に通信プロトコルのことを指しているので、コンピュータ同士を通信するときはこの手順や規格に沿ってねというのを指します
プロトコルができること
ということでさらに詳しく掘り下げていきます
プロトコルで定められた処理をするプログラムをコンピューターに組み込めば、ネットワークに接続されてほかのコンピューターと通信できるようになります
逆に言えば、プロトコルなしではコンピュータはちょっと機能(メモ帳、電卓、ペイントなど)がついた箱や板同然ということです
異なるメーカーが作った製品でも、通信が同じようにされるのはプロトコルあってのことと言えます
通信プロトコルの種類
通信プロトコルに種類があることはご存知でしょうか?
大きく分けると3つだったり4つだったり5つだったりします
今回は特によく耳にする5種類のプロトコルをご紹介します
IP(Internet Protocol)
インターネット上でデータ通信をするためのプロトコル
さらに詳しく
ネットワーク上で各機器にIPアドレスを割り振り、通信相手のIPアドレスに基づいてデータを相手に届けるのに必要なプロトコル
TCP(Transmission Control Protocol)
確実性や信頼性の高いデータ通信を可能にするプロトコル
さらに詳しく
送られたどのデータについても一定時間内に応答確認を行うように命令し、応答確認が届かない場合はデータを再送する
TCP/IPとセットで表現されることが多い
HTTP(HyperText Transfer Protocol)
インターネット上でクライアントとサーバーがHTMLで記述されたファイルを通信するためのプロトコル
ココがポイント
HTTPSはHTTP+Secureのことであり、HTTPとは異なる
通信内容が暗号化されており、安全にWebの情報をやり取りすることができる
SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)
インターネット上で電子メールを送信する時に使用されるプロトコル
POP3(Post Office Protocol version 3)
インターネット上で電子メールを受信する時に使用されるプロトコル
ココがポイント
メール受信のプロトコルにはIMAPもあり、サーバーからダウンロードせずサーバー上でメールを管理する仕組み
POP3は1台で、IMAPは複数台でメールを読む場合に適している
まとめ
よく耳にする言葉でも意外と詳しく知らないプロトコルについて解説しました
今回ご紹介した5種類のプロトコルはネットワークに触れていたら必ずどこかで出会う頻出のプロトコルでした
TCP/IPが1番利用されているプロトコルということもあり、通信プロトコルの総称として「TCP/IP」と呼ばれるようになっています
コンピュータをただの箱や板にしないためにもこういった基礎知識は身に付けていきたいですね